こんにちは。毎度ブームに乗り遅れるぎゃふん工房です。
家入レオは、昨年「第54回 輝く!日本レコード大賞」で最優秀新人賞を受賞しました。だから注目したんじゃありません。その前から何か惹かれるものを感じていたのです。ほんとです。
でも──。
白状します。CDを買ったきっかけはレコード大賞で話題になったから。それは否定しません。
それに、そんなことはもはや関係ないのです。またしても素敵な音楽に出会いました。それを今回は伝えたい。
ダテに賞は獲ってない。繰り返す。ダテに賞は獲ってない──。
[聴け!]1.表現の幅と高さと奥行き
まずは、その表現の幅に驚く。
CDを聴く前の彼女の印象は、声を力いっぱい張り上げ、歌い上げるイメージ。
もちろん、そういう楽曲もある。有名な(そしてにわかに注目された)「Bless you」はそのクチだ。
でも、やさしく話しかけるような曲も含まれている。かわいらしい歌いっぷりの曲も混ざっている。その緩急。メリとハリ。ある時は嵐、またある時は木漏れ日が差し込む穏やかな天候。
そう。それはまるで、1枚のアルバムで、空模様の移り変わりを愉しむかのよう。
もちろん、楽曲そのものの良さもあるが、まずは歌い手としての表現に幅と高さ、そして奥行きがある。この歌唱力の「立体感」に着目したい。
[聴け!]2.ほとばしる若さ
1994年生まれの18歳。若い。上記の表現力を考えると若すぎる。
だからこそ、歌にエネルギーがほとばしる。若さゆえの疾走力にあふれている。
そして、それはそのまま未来への可能性につながる。まだまだ成長が期待できる。今でも相当の実力と兼ね備えているのに、これは相当ワクワクする話ではないか。
[聴け!]3.高級感あふれる音楽体験
年齢は若いし、見た目はどう見ても“小娘”。とくに大人っぽいわけでもない。ふつうなら、単なるアイドルとして見られがちだ。それはそれで価値はある。アイドル然とすることをこのブログが否定することはない。
アイドルの楽曲は、いわばファーストフードだ。そこではチープ感こそが卓越性となる。だれも味そのものに文句はつけない。
けれども、この家入レオには、どこか風格の高さが漂う。安っぽくない。重厚感がある。
たとえるなら、ちょっと小洒落たお店。頻繁には足を運べないが、自分へのご褒美として贅沢をしたいときに立ち寄りたい。そんなお店で出される料理のよう。
がんばった自分へのプレゼント。そんなときにたしなみたい、という高級感を備えている。
ただし心配事がひとつだけ
「Bless You」のサビの歌詞はこうだ(作詞は本人)。
愛なんていつも残酷で もう 祈る価値ないよ
これがアラサー女の書いた言葉ならばわかる。いや、ほんとうに女の心情がわかるわけではないけど、まだ理解の範疇に入る気がする。
でも、家入レオはまだ10代なのだ。「何があった!?」と、親子ほど歳が離れた年長者としては心配になってしまう。
18歳にして、すでに悟りを得た。真実に到達してしまった。人生への諦観。だから、もう成長はない──。
そうじゃないことを祈るばかりだ。
「いや、これはあくまで売れるために書いた歌詞。本心じゃありません」
そう言ってくれ!
家入レオ。昨年の2月に福岡のクロスFMでサブリナが頻繁に流れていましたが当時17歳で半端でない歌唱力とパッパッパラ〜、と言う覚えやすい歌詞で一気に彼女の虜になりました。
福岡県出身という事もあったでしょうが、彼女自身が作詞し曲を作っている事やインタビューでの音楽に対して真摯に向き合っている姿勢と真面目に答えている姿を見るとすごく好感を持ちます。
彼女の曲でHelloやRipeなども18歳の年齢を感じさせる爽やかな曲だと思います。
昨年のデビュー以来、次々と優れた曲を発表してますが、大成する予感がします。
コメントありがとうございました。
これだけの実力を持ちながら、まだ10代なので、今後の成長が楽しみです。