アニメ「ガリレイドンナ」がオジサンも楽しみになってきた

アニメ

新しいアニメを観る、というのは昭和生まれのオジサンには冒険です。とくに最近のアニメはラノベを原作とするものが多く、それ自体を非難するわけではないけれど、いまの風潮についていけるのか? という不安がつきまといます。

でも「ガリレイドンナ」は梅津泰臣氏が監督のオリジナルアニメということで期待が高まりました。ぜひ観なければならない作品だと直感しました。

キャラクターの可愛らしさ、バトルシーンのクォリティはすこぶる高い。かなり気合いの入った作品であることは、初回で感じることができました。

金魚をモチーフにしたメカデザインにも惹かれます。

でも、それだけでは、わざわざ時間を割いてまで(わずか1回30分ではありますが)、見る価値はないのかも──と思っていたら、回を重ねるごとにおもしろくなってきました。

主人公である3人姉妹は、すでに帰る家はなく、謎の解明のために前に進むしかない。両親の助けもない。姉妹だけで切り抜けていかなければいけない。

この“姉妹愛”がとても美しい。これが物語の都合上、今だけ描かれているテーマなのか、それとも作品全編を貫くコンセプトなのかはまだわかりませんが、ぜひ後者であってほしいものです。

オリジナルTVアニメーション「ガリレイドンナ」公式サイト

ぎゃふん工房(米田政行)

ぎゃふん工房(米田政行)

フリーランスのライター・編集者。インタビューや取材を中心とした記事の執筆や書籍制作を手がけており、映画監督・ミュージシャン・声優・アイドル・アナウンサーなど、さまざまな分野の〈人〉へインタビュー経験を持つ。ゲーム・アニメ・映画・音楽など、いろいろ食い散らかしているレビュアー。中学生のころから、作品のレビューに励む。人生で最初につくったのはゲームの評論本。〈夜見野レイ〉〈赤根夕樹〉のペンネームでも活動。収益を目的とせず、趣味の活動を行なう際に〈ぎゃふん工房〉の名前を付けている。

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〈ぎゃふん工房〉はフリーランス ライター・米田政行のユニット〈Gyahun工房〉のプライベートブランドです。このサイトでは、さまざまなジャンルの作品をレビューしていきます。

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