『ねことわたしの防災ハンドブック』を読んでニャンコを守ろう

常日頃から取り組んでおくべきことが書かれているからこそ、いつでも手に取りやすいつくりになっています。

ネコを飼っているあなたは、イザというとき、どうやってわがコを守るか考えていますか? 3.11以降、われわれの“防災意識”は高まったかもしれません。では、ニャンコの平和と安全は? 意外と盲点だったのでは? いや、ネコのことは前から気にかけていた。でも、具体的にどうすればいいか、わからなかった。そういう人もいるかもしれません。

そんなあなたに一読をおすすめしたいのが本書です。今回は、この本のエッセンスをご紹介していきましょう。

まずは自分を守る

ネコを守るのは誰か。ほかの誰でもない。自分自身です。だから、まずは自分の身を守ることを第一に考えなければなりません。

飼い主が無事でなければ、家族同然であるあなたの大切なねこを守ることができないからです。

言われてみると、しごく当たり前だけれど、わがコのこととなれば「自分を犠牲にしてでも」と考えがち。でも、それではいけない。この当然の視点をあらためて持つ必要があります。

やるべきことは多くない

自分の安全を確保したとして、では、わがコのために何をすべきか。

「ニャンコの防災」といっても、じつはやるべきことはそれほど多くありません。 ネコために食料や水を用意することは、すぐに思いつきますし、すでにやっている人もいるでしょう。

多くの人になじみのないのは、「ケージやクレートに日ごろから慣れさせておく」ということでしょうか。ネコはワンコとは異なり、ふだん飼い主といっしょに外出するわけじゃありません。でも、非常時は違う。「イザというときのために」という目的意識を持たないと、なかなか取り組めません。

また、「マイクロチップを埋め込んでおく」というのも、ややハードルが高いかもしれません。

しかし、東日本大震災でマイクロチップを着けていたペットほど、いち早く飼い主の元に戻れたという話も多く聞かれ、認知度は上がっています。

それでも「なんだかかわいそう……」という気もするのですが──。

直径約2ミリ、長さ約12ミリのカプセル状のものを背側頸部(首の後ろ)に予防注射と同様の方法で埋め込むので、体を傷つけることはありません。

飼い主と離れ離れになってしまうのは、ネコにとっても不幸でしょうから、一考の価値はあるわけです。

危機感をあおらない本

いまの日本に住むわれわれにとって、震災は遠い未来ではなく、目の前にある現実です。でも、大切なことだとわかってはいても、「イザというとき」のことは、まさに現実的な話であるから、できれば考えたくない。ネコを飼っている者の心には、どこかそんな想いがあります。

本書は、災害に備えるための本です。でも、ニャンコの可愛い写真やイラストがふんだんに使われ、いたずらに危機感をあおらないデザインになっています。常日頃から取り組んでおくべきことが書かれているからこそ、いつでも手に取りやすいつくりになっているわけです。

みなさんも本書を参考に、できるだけ早く、わがコの幸せを確保してあげてください。

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