『新黒沢』は男の本能に忠実な最強の男

コミック

チャック・ノリスと同様、僕らのヒーローであり、そして最強の男である黒沢。前作のラストで、死んでしまったような描写があったけど、じつは生きていた──ではなく、あそこでほんとうに死んでいて、天国のシーンから今作は始まります。

久しぶりに出会った黒沢は“煩悩”まみれでした。つまりえっちなことしか頭にない。

黒沢は私より少し年上だと思うけど、その振る舞いには「そこまでして……」という想いを抱かずにはいられません──といいたいところだけど、私が特殊で黒沢のほうが普通なのだろうな。

前作の黒沢と比較すると、より自分の“欲”に対して正直で、どこかすがすがしささえ感じさせます。そこにしびれるあこがれ……はしないけど、最強の男にふさわしいことは間違いありません。

これからどんな“伝説”が作られているのか楽しみです。

ぎゃふん工房(米田政行)

ぎゃふん工房(米田政行)

フリーランスのライター・編集者。インタビューや取材を中心とした記事の執筆や書籍制作を手がけており、映画監督・ミュージシャン・声優・アイドル・アナウンサーなど、さまざまな分野の〈人〉へインタビュー経験を持つ。ゲーム・アニメ・映画・音楽など、いろいろ食い散らかしているレビュアー。中学生のころから、作品のレビューに励む。人生で最初につくったのはゲームの評論本。〈夜見野レイ〉〈赤根夕樹〉のペンネームでも活動。収益を目的とせず、趣味の活動を行なう際に〈ぎゃふん工房〉の名前を付けている。

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〈ぎゃふん工房〉はフリーランス ライター・米田政行のユニット〈Gyahun工房〉のプライベートブランドです。このサイトでは、さまざまなジャンルの作品をレビューしていきます。

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