チャック・ノリスと同様、僕らのヒーローであり、そして最強の男である黒沢。前作のラストで、死んでしまったような描写があったけど、じつは生きていた──ではなく、あそこでほんとうに死んでいて、天国のシーンから今作は始まります。
久しぶりに出会った黒沢は“煩悩”まみれでした。つまりえっちなことしか頭にない。
黒沢は私より少し年上だと思うけど、その振る舞いには「そこまでして……」という想いを抱かずにはいられません──といいたいところだけど、私が特殊で黒沢のほうが普通なのだろうな。
前作の黒沢と比較すると、より自分の“欲”に対して正直で、どこかすがすがしささえ感じさせます。そこにしびれるあこがれ……はしないけど、最強の男にふさわしいことは間違いありません。
これからどんな“伝説”が作られているのか楽しみです。

フリーランスのライター・編集者。インタビュー・取材を中心とした記事制作を手がけており、映画監督・ミュージシャン・声優・アイドル・アナウンサーなど、さまざまな分野の〈人〉へインタビュー経験を持つ。ゲーム・アニメ・映画・音楽など、いろいろ食い散らかしているレビュアー。中学生のころから、作品のレビューに励んでいる。
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