ガールズバンドSCANDALの今まで気づかなかった3つの魅力

音楽

今、ガールズ・バンドが密かなブーム。高い演奏力を誇る実力派のグループも続々登場している。

その急先鋒といえるのがSCANDALだ。2006年のデビューだが、当ブログはずっとスルーしていた。

だが、ビデオクリップ集『SCANDAL VIDEO ACTION』を観て、それが一生の不覚であることを悟った。

今ごろ彼女たちの魅力に気づくなんて!

今回は、そんな反省を込めながら、SCANDALの魅力をお伝えする。

[魅力1]まったくブレない演奏スタイル

ビデオクリップ集を全曲通して観賞して気づいたこと。それは一貫した演奏スタイルだ。

つねに攻撃的でアグレッシブ。一秒たりとも立ち止まらない。

だから、観ているほうも気が抜けない。ちょっとでも気を許せば振り落とされる。

彼女たちに身を委ねることで、行き詰まった気分を打破してくれる。そんな爽快感に満ちあふれている。

[魅力2]どこか昭和の香りの漂う音楽性

なぜ、SCANDALの楽曲に惹かれるのか? その理由をしばらく考えて「あっ」と気づいた。

ピンクレディーや松田聖子といった、往年のアイドルにどこか通じるものがある。

つまりは“おっさんホイホイ”。

80〜90年代、日本が浮かれていた時代。そして、日本が力強かった古き良き時代。

そんな時代の香りを身にまとっているからこそ、貫録と安定感は抜群だ。

[魅力3]かっこいい制服姿にしびれるあこがれる

学校の制服のミニスカートは、端的に言えば、少女としての「かわいらしさ」の象徴だ。

だって、10代の多感な少女の時代に着るのだから。

でも、SCANDALの制服姿には、か弱い少女らしさは微塵も感じられない。決して守られるべき存在ではない。

あくまで、ミニスカは鎧であり、武器なのである。

3つの魅力が融合して人を幸せにする

「音楽」の役割って何だろう? 正解なんてないし、人によって答えは異なる。

だが、ある種の音楽が人に幸福をもたらすことは事実。

SCANDALの音楽を聴いて、ビデオを観て、元気が出ないやつなんていない。

ちっぽけな悩みなんて、一瞬で吹き飛ぶぜ。

そんなSCANDALに完敗……いや乾杯だ!

このミュージックビデオの監督は品川ヒロシ(品川庄司)!
赤根夕樹

赤根夕樹

ミュージックビデオ評論家(自称)。このサイトでは音楽系のレビューを担当。洋楽・邦楽・アニソンと、さまざまなジャンルの音楽をつまみ食いしている。名前の由来は夜見野レイの小説『天使のしるし』の主人公・赤根夕子から。

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ぎゃふん工房(米田政行)

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