ここからは『破』から『Q』の間に起こった(と想像できる)本来の〈サードインパクト〉について考察していく。
もくじ
〈サードインパクト〉で使われた〈槍〉はニセモノである
〈サードインパクト〉は、〈ゼーレ〉が“三度目の正直”として行なった〈インパクト〉だ。もちろん、その目的は引き続き〈インフィニティ〉の創造にある。
〈槍〉の謎を解かねば考察は進まない
『新劇場版』にはさまざまな謎がちりばめられているが、そのなかでも最大の謎とはなんだろうか?
当ブログは、「『Q』において、セントラルドグマにある〈槍〉はなぜ2本とも〈ロンギヌス〉だったのか?」を挙げたい。これは『新劇場版』において、もっとも重要な謎といっても過言ではない。
そして、その謎を解くヒントは、〈サードインパクト〉にあると考えられる。なぜならば、〈サードインパクト〉が起こった際に〈リリスの結界〉がつくられ、当時の状況がそのまま保存されていた(と思われる)からだ。
カヲルのコトバを信じればセントラルドグマの状況は14年前のままのはず。
もうすぐリリスの結界だ
メインシャフトを
完全にふさいでいて
この14年間
誰の侵入も許していない『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
©カラー
この謎は、もちろん過去にも考察している。当ブログは
問題は「いつすり替わったのか?」ではなく、「なぜカヲルはセントラルドグマの槍が〈カシウス〉と〈ロンギヌス〉だと誤解していたのか?」ということになる。
と述べ、「すり替わった」ことそのものは追究していない。その時点では「カヲルがなぜ誤解したのか」のほうが重要だと考えていたからだ。
しかしながら、これは本質から目をそらす愚行だったといえよう。ココロのどこかで「わからないから放っておこう」という想いが働いていたのだ。
逃げちゃだめだ! やはり『シン・エヴァ』の公開までに、逃げることなくこの謎は解いておかなければならない。
あらためて、劇中の描写を確認しながら、慎重に考察を進めてみよう。
『破』のラストの状態は下のとおり。
〈Mark.06〉の投げた〈カシウス〉が〈初号機〉に刺さった。セントラルドグマには〈ロンギヌス〉の刺さった〈リリス〉が安置されている。
それが『Q』では下のようになっていた。
〈リリス〉と〈Mark.06〉(=第12の使徒)にそれぞれ〈ロンギヌス〉が刺さっている。シンジを乗せた〈初号機〉は宇宙空間を漂う。
どう“駒”を動かせば、前者が後者のようになるのか。その謎の解明に全力をあげてみたい。
〈槍〉の形状が変化したのが絶望的
まず、セントラルドグマにおいて、〈Mark.06〉と〈リリス〉にそれぞれ〈槍〉が刺さっていた。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
©カラー
この2本の槍は〈ロンギヌス〉と〈カシウス〉という別々の槍ではなく、実際は2本ともおなじものであった。これはみなさんもご存じのとおり。
先に見たように、〈セカンドインパクト〉においては4本の〈槍〉が関係している。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
©カラー
〈槍〉のカタチから、2本は〈ロンギヌス〉で、残りの少なくとも1本は〈カシウス〉であろう。
そうすると、『新劇場版』には、
- ロンギヌス
- ロンギヌス
- カシウス
- カシウス
もしくは、
- ロンギヌス
- ロンギヌス
- ロンギヌス
- カシウス
という4本の〈槍〉が存在していると思われる。
それらのうち、2本の〈ロンギヌス〉がセントラルドグマに残っていた。当ブログも含め、そこに疑問を持つ人はいなかった。
だがしかし——。
ほんとうにそうなのだろうか。まずは、そこから疑わなければならないのでは……?
どういうことか。
気になるのは、カヲルの次のセリフ。
おかしい 2本とも
形状が変化して そろっている『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
©カラー
このセリフのどこが気になるのか。
セントラルドグマに、〈ロンギヌス〉と〈カシウス〉が存在しているはずなのに、実際にあったのは〈ロンギヌス〉と〈ロンギヌス〉だった
という事実にカヲルが驚いたならば、
「カシウスじゃない!?」
とか
「両方ともロンギヌス!?」
というように端的に言うはずだ。でも実際は、
おかしい 2本とも
形状が変化して そろっている
などと、まわりくどい言いかたをしている。
いや、カヲルがまわりくどい表現を好むのは承知している。だが、じつはそこに真実が隠されているとしたら……?
カヲルが驚いたのは、2本とも〈ロンギヌス〉だったことではなく——というより、それは表面的な現象であり、あくまで
形状が変化して そろっている
という事実のほうが、カヲルにとってより重要だったのだ。
もちろん、このセリフについては、過去の考察でもふれている。
カヲルが「おかしい 2本とも形状が変化して そろっている」と言っているのはいささか気になる。たしかに〈ロンギヌス〉も〈カシウス〉も状況に応じて形状が変化する様子が劇中にも描かれている。もしかすると、両者はもともとはおなじ槍で、形状が変化することで〈ロンギヌス〉になったり〈カシウス〉になったりするのではないか。
あくまで、ちょっとした違和感であり、「追記」で述べるにとどめている。しかしながら、その違和感が心の奥底で燻りつづけていたことも事実だ。
靴のなかに砂利のような小さな小石が入る。そのときは「あ!」と思っても、すぐに気にならなくなる。でも、靴を脱いだときに小石の存在を思い出す。
このカヲルのセリフは、そんな“小石”のようなモノだったのだ。
このセリフにさらにこだわって考えてみる。
形状が変化して そろっている
の表現を分析すると、
形状が変化して ← 原因
そろっている ← 結果
となる。カヲルにとって意外だったのは「形状が変化して」の部分だったと考えられる。
ということは、次のような真実が浮かびあがってくる。
ほんとうは〈槍〉の形状は変化しない
にもかかわらず「形状が変化してそろっている」から、カヲルは〈槍〉を抜くことに躊躇したのだ。
「ほんとうは〈槍〉の形状は変化しない」と当ブログが考える根拠は次のとおりだ。
過去の考察で追記したように
両者はもともとはおなじ槍で、形状が変化することで〈ロンギヌス〉になったり〈カシウス〉になったりする
と仮定してみよう。
もし、あなたがシンジだとしたら、カヲルに対して次のように言いたくならないだろうか。
カヲルくん、2本とも〈ロンギヌス〉だろうがなんだろうが、どっちでもいいじゃないか。とりあえず2本とも抜いてしまって、あとからなんとかしようよ。そのためにエヴァに乗ってきたんだから
〈槍〉はどういうしくみで形状が変化するのか不明だが、〈第13号機〉に乗ったカヲルやシンジならカタチを変えることは可能なのではないか——というより、彼らこそ劇中において〈槍〉を変化させるのにもっとも適した人物のように思える。この2人ができないなら、ほかの人にはなおさら無理な芸当ではないのか。
「2本とも抜いてしまって、あとからなんとか」するのは実際には不可能なのだ。すなわち、
両者はもともとはおなじ槍で、形状が変化することで〈ロンギヌス〉になったり〈カシウス〉になったりする
のは誤りであり、
ほんとうは〈槍〉の形状は変化しない
これこそが真実なのだ。そして、ここから次の結論が導き出される。
セントラルドグマにある2本の〈槍〉はニセモノである
大切なアイテムは1つしかない
当ブログは、旧劇場版と『新劇場版』の世界はつながっていないと解釈している。だから、これまで『新劇場版』の謎を考察するにあたり、旧劇場版の設定を根拠にすることには慎重を期してきた。
一方で、旧劇場版が『新劇場版』の謎解きに役立つ。これも認めなければならない。
〈槍〉について旧劇場版の描写を確認してみよう。
ゲンドウの命を受けたレイが〈ロンギヌスの槍〉を宇宙に向かって投擲する。それによってゲンドウは〈ゼーレ〉から責められることになる。
ロンギヌスの槍
回収は 我らの手では不可能だよ
なぜ使用した?『新世紀エヴァンゲリオン』
「第弐拾参話 涙」
©カラー/Project Eva.
旧劇場版においては、〈槍〉は1本しか存在していない。だから、〈ゼーレ〉はあわてたわけだ。
先に、『新劇場版』では「4本の〈槍〉が存在している」と述べた。そして、そこに疑問を持つべきだった、とも。
〈インパクト〉を起こすのに重要な役割を果たす〈槍〉が複数存在している――。これは、よくよく考えてみると奇妙な話ではなかろうか。
「でも、〈セカンドインパクト〉の際に4本の〈槍〉が使われたのは、まちがいないのでは?」
〈セカンドインパクト〉を回想をする場面で、たしかに4本の〈槍〉が存在していたことは確認した。
ここでも旧劇場版を参考にしたい。
『エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』では、複数の〈ロンギヌスの槍〉が登場する。
量産型エヴァの持つ〈ロンギヌスの槍〉は弐号機を倒すのに使われた。
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』
©カラー/EVA製作委員会
しかし、これらはすべて〈ロンギヌスの槍〉のコピーだった。あくまでホンモノは1本なのだ。
〈ゼーレ〉は「オリジナル」と表現し、ホンモノとニセモノを区別している。
ロンギヌスの槍も
オリジナルがその手に還った『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』
©カラー/EVA製作委員会
ということは——。
『新劇場版』においても、〈ロンギヌス〉と〈カシウス〉のホンモノは1本ずつ、あとはあくまでそれらのコピーということになる。
さて、ここまで読み進んできた方のなかには、もちろん、次のような疑念を持つ方もいるはずだ。
「旧劇場版では〈ロンギヌスの槍〉1本しか登場していなかったのに、『新劇場版』では〈ロンギヌス〉に加えて〈カシウス〉が存在している。その時点で『〈ロンギヌス〉と〈カシウス〉のホンモノは1本ずつ』というのは根拠が薄くなる。そもそも旧劇場版と『新劇場版』では設定が異なるのだから、単純にホンモノの〈槍〉が4本あると考えても問題ないのでは?」
もっともご意見だ。実際、それが真実なのかもしれない。真相は(少なくとも現時点では)だれにもわからない。
『エヴァ』の謎をどう解釈するかは観る者の自由だ。ホンモノの〈槍〉が複数存在する可能性も、そうでない可能性とおなじくらいある。だが、セントラルドグマの〈槍〉をニセモノだと考えると、〈フォースインパクト〉のときに起こったさまざまな現象に説明がつけやすい。それについては、のちほど述べてみたい。
ホンモノの〈槍〉は〈アダムス〉にしかあつかえない
〈ロンギヌス〉と〈カシウス〉にはそれぞれホンモノとニセモノが存在しているとして、さらに想像力を働かせると、別の真実も見えてくる。
ホンモノの〈槍〉はネルフのエヴァにはあつかえない
何度も見てきたように、〈ゼーレ〉は「真のエヴァンゲリオン」の誕生を目的としていた。
我らの望む真のエヴァンゲリオン
その誕生とリリスの復活をもって
契約の時となる
それまでに 必要な儀式は
執り行わねばならん
人類補完計画のために
「真のエヴァンゲリオン」が「人類補完計画」(=サードインパクト)に欠かせないことはすでに確認したが、これは「真のエヴァンゲリオン」すなわち〈アダムス〉もしくは〈アダムスの器〉しかホンモノの〈槍〉をあつかえないからだと思われる。
もし、ネルフのエヴァ(初号機など)でもあつかえるなら、「真のエヴァンゲリオン」の誕生を待たずに、さっさと〈初号機〉や〈2号機〉で〈インパクト〉を起こしてしまえばいいからだ(もちろん、ゲンドウがそれにしたがうことはないだろうが)*7。
*7:ただし、単純に〈槍〉を運搬することは、人類の重機などでも可能なのだろう。「あつかえない」とは、あくまで「本来の機能を発揮させることができない」ということである。
「アバン」に〈ロンギヌス〉のコピーが登場
「準備編その1」で述べたとおり、「アバン」に登場する“使徒もどき”に〈ロンギヌス〉が装着されているように見える。この大量の〈槍〉はホンモノなのだろうか?
〈ロンギヌス〉とおぼしきモノが“使徒もどき”の大群の1体1体にとりつけられている。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT 1(冒頭10分40秒00コマ) 0706版』
©カラー
〈ロンギヌス〉はこれまで見てきたとおり、エヴァの活動を止める力を持つ強力な“武器”だ。しかし「アバン」ではほとんど使われずに終わってしまった。“使徒もどき”が持っていたのは、やはりコピーと考えるのが妥当だろう。『新劇場版』には、ホンモノの〈ロンギヌス〉を元に模造したニセモノが大量に存在すると考えてよさそうだ。もちろん、ニセモノには攻撃力はほとんどないのだと思われる。
もっとも、“使徒もどき”が装着していたのは全部ホンモノで、「大切なアイテムがじつは大量にあった」という意表を突いた逆転も『エヴァ』らしいのだが……。
ホンモノはどうやってニセモノにすり替わったか
それでは、いよいよ謎解きの本題、“駒”はどのように動いたのか。これまでの考察をもとに考えていこう。
〈サードインパクト〉を起こすのに必要な要素は? 先に確認したとおり、
- リリス
- アダムス
- ロンギヌス
- カシウス
- トリガー
だと考えられる。
あらためて確認する。『破』の時点では次の状態。
それが『Q』の時点では次のような状態だった。
これらの“駒”はどのように動いた(動かされた)のか。
〈Mark.06〉が〈カシウス〉を抜く
〈Mark.06〉が〈初号機〉に刺さった〈カシウス〉(ホンモノ)を抜く。〈Mark.06〉にはダミープラグが実装されている。
『破』でカヲルが搭乗していた〈Mark.06〉は、自律型に改造された。のちに述べるようにダミーシステムが実装されたと思われる。
この自律型〈Mark.06〉が〈初号機〉に刺さった〈カシウス〉(ホンモノ)を抜く。先に結論づけたとおり、〈槍〉を抜けるのは〈アダムスの器〉だけだ。
もちろん、その目的は〈サードインパクト〉を起こすことにある。
〈カシウス〉がコピーにすり替えられる
〈カシウス〉がニセモノにすり替えられる。
〈カシウス〉(ホンモノ)は、〈初号機〉から抜かれたあとに、ニセモノにすり替えられた。ホンモノはどこかに隠されたのだろう。
もちろん、これはゲンドウの企みである。
〈Mark.06〉と〈Mark.07〉(仮)がセントラルドグマへ
〈Mark.06〉と、〈カシウス〉(ニセモノ)を携えた〈Mark.07〉がセントラルドグマへ降下する。
〈カシウス〉(コピー)を持った〈アダムスの器〉がセントラルドグマへ向かう。
『破』のラストに流れる『Q』の予告では、そのときの様子が描かれているとおぼしいが、〈Mark.06〉は〈槍〉を持っていない。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
©カラー
そこで、〈Mark.06〉とは別の〈アダムスの器〉が存在し、それが〈カシウス〉(コピー)を携えていたと仮定してみる。その〈アダムスの器〉を仮に〈Mark.07〉と呼ぶことにする(〈Mark.09〉だった可能性もあるが)。
〈Mark.06〉が〈リリス〉の〈ロンギヌス〉を抜く
〈Mark.06〉が、〈リリス〉に刺さった〈ロンギヌス〉(ホンモノ)を抜く。〈リリス〉の脚が復活し、活動を開始。
〈Mark.06〉が〈リリス〉に刺さっていた〈ロンギヌス〉(ホンモノ)を抜くことで、〈リリス〉が復活。失われていた下半身も再生し、おもむろに活動を再開する。
〈ロンギヌス〉と〈カシウス〉を合体させて〈Mark.06〉へ
〈Mark.06〉の持つ〈ロンギヌス〉(ホンモノ)と、〈Mark.07〉の持つ〈カシウス〉(ニセモノ)を合体させる。
〈Mark.07〉が〈ロンギヌス〉+〈カシウス〉を〈Mark.06〉に刺す。
〈Mark.06〉が不完全に活性化(コア化)。その結果、第12の使徒となってしまう。
〈ロンギヌス〉と〈カシウス〉はそれぞれ単独で使えばエヴァなどの活動を止める働きをするが、セットで使えば機能を活性化できる。
〈Mark.06〉の持つ〈ロンギヌス〉(ホンモノ)と〈Mark.07〉の持つ〈カシウス〉(ニセモノ)を合体させ、〈Mark.06〉に刺す。これによって、〈Mark.06〉は〈コア化〉。もちろん、〈カシウス〉はニセモノなので、完全には〈コア化〉しなかった。だから、第12の使徒(失敗作)となってしまった。
〈Mark.06〉と〈リリス〉が融合し〈サードインパクト〉が発生
〈Mark.06〉が〈リリス〉と融合。〈サードインパクト〉が発生する。
〈Mark.06〉は不完全な状態で〈コア化〉したが、それでも自律型として行動し、〈リリス〉と融合。〈サードインパクト〉が発生する。
これまで述べたとおり、〈初号機〉は〈インパクト〉の〈トリガー〉、〈リリス〉は本体として働いた。さらに、〈Mark.06〉は〈リリス〉の活動を補佐する“アクセラレーター”のような役目を果たしたと思われる。
この〈サードインパクト〉も、じつは〈ゼーレ〉の想定していた状態を完全には実現しなかった。理由は、〈カシウス〉がニセモノだったからだ。
ここで、ゲンドウが〈カシウス〉をニセモノにすり替えた理由がわかる。〈サードインパクト〉を阻止するためだったわけだ。
〈ロンギヌス〉と〈カシウス〉はセントラルドグマの底へ
〈ロンギヌス〉(ホンモノ)と〈カシウス〉(ニセモノ)がセントラルドグマの底へと落下する。
役目を終えた〈ロンギヌス〉(ホンモノ)と〈カシウス〉(ニセモノ)は、また別々の〈槍〉に分離し、セントラルドグマの底へ落ちていった。
〈改2号機〉が〈ロンギヌス〉を持ってセントラルドグマへ
〈ロンギヌス〉(ニセモノ)を持つ〈改2号機〉がセントラルドグマへやってくる。〈Mark.07〉はどこかに身を隠してチャンスを待つ。
ここで、新たな“駒”が登場する。〈ロンギヌス〉を持った〈改2号機〉だ。パイロットは復活したアスカ。〈ロンギヌス〉はニセモノなので、〈改2号機〉でもあつかえる。
〈改2号機〉が〈ロンギヌス〉(ニセモノ)を持ってセントラルドグマへ降下。もちろん、〈サードインパクト〉を止めるためである。
なお、〈Mark.07〉はムダな戦闘を避けるため、〈改2号機〉に見つからない場所へ隠れたと思われる。
〈ロンギヌス〉を〈リリス〉へ
〈改2号機〉は〈ロンギヌス〉(ニセモノ)を〈リリス〉へ投擲。
〈リリス〉が倒れる。
〈インパクト〉を止めるため、アスカは〈ロンギヌス〉(ニセモノ)を〈リリス〉に向かって投擲。〈リリス〉は倒れるが、〈インパクト〉は止まらない。これも〈槍〉がニセモノであることが理由だ。
〈カシウス〉を〈Mark.06〉へ
〈改2号機〉は〈ロンギヌス〉(ホンモノ)を拾うが、うまくあつかえない。
〈改2号機〉は〈カシウス〉(ニセモノ)を手にする。
〈改2号機〉が〈カシウス〉(ニセモノ)を〈Mark.06〉(=第12の使徒)へ投擲。
〈カシウス〉(ニセモノ)が〈ロンギヌス〉(ニセモノ)に形状変化。
〈改2号機〉はセントラルドグマから離脱。
〈インパクト〉を止めるため、〈改2号機〉はセントラルドグマの底にあった〈槍〉を手にする。しかし、それはホンモノの〈ロンギヌス〉。〈改2号機〉ではあつかえない。
アスカ「ちょっと! どうなってるのよ!」
マリ「もう1つの〈槍〉を使えばいいんじゃニャいの? そこに落ちてるでしょ」
〈改2号機〉でも〈カシウス〉(ニセモノ)なら武器として使用できる。それを〈Mark.06〉に投擲。〈Mark.06〉は一時的に活動を停止。〈槍〉は形状変化する。
〈リリスの結界〉が張られはじめたので、あわてて〈改2号機〉はセントラルドグマから脱出する。
〈Mark.07〉が〈ロンギヌス〉を回収
身を潜めていた〈Mark.07〉が〈ロンギヌス〉(ホンモノ)を回収。
〈ロンギヌス〉(ホンモノ)を持った〈Mark.07〉がセントラルドグマから離脱。
隠れていた〈Mark.07〉が〈ロンギヌス〉(ホンモノ)を回収。もちろん、〈アダムスの器〉なのでホンモノをあつかえる。〈リリスの結界〉で封じ込められる前にセントラルドグマから脱出した。
〈初号機〉が宇宙に放出
〈初号機〉の“棺”がつくられ、シンジを乗せたまま宇宙に放出。
この状態で14年が経過する。
〈トリガー〉として役割をおえた〈初号機〉は活動を停止。“棺”がつくられ宇宙へ放出された。
これで、私たちが『Q』で見たのとおなじ状態になった。
〈リリスの首〉の謎
ここまではあくまで〈槍〉のすり替えを解明するため、単純化して考えてきた。当然、セントラルドグマのありさまについては、いくつか謎が残っている。
もっとも大きな謎は〈リリスの首〉といえる。次のような疑問が頭に浮かぶはずだ。
- なぜレイの顔になっていたの?
- だれが首を切断したの?
- なんで発令所にあったの?
順番に考察していこう。
〈リリス〉の顔がレイなのはダミーシステムによるもの
ネルフ本部の発令所(だった場所)に〈リリスの首〉とおぼしきモノがある。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
©カラー
この〈首〉はなぜかレイの顔になっている。
画コンテにははっきりと「レイ」と書かれている。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 画コンテ集』
(株式会社カラー)
過去の考察では、これはレイではなくユイの顔という説を唱えた。リリスはユイのアバターだからだ。『エヴァ』の世界では、「レイの顔」=「ユイの顔」と考えても誤りでない。レイという存在がそもそもユイのコピーであり、年齢の差はあっても、顔はおなじはずだからだ。
この説はいまでも訂正する必要はないと考えているが、いささか苦しい理屈であることも認めざるをえない。
なぜ〈リリス〉がレイの顔になったのか?
ここでも旧劇場版の描写を参考にする点をお許しいただきたい。
旧劇場版では、レイが〈リリス〉に還る(吸収される)と、顔がレイのそれになる。
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』
©カラー/EVA製作委員会
『新劇場版』でもおなじことが起こったと考えられる。
『新劇場版』で〈リリス〉に吸収される存在は、上記のとおり〈Mark.06〉だ。〈Mark.06〉は「自律型に改造され」たわけだが、劇中の描写から「〈ダミーシステム〉が搭載された」にちがいない。
〈ダミーシステム〉が作動すると、エヴァはパイロットの意思とは無関係に動きだす。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
©カラー
ここで、またしても旧劇場版の設定を参考にさせていただきたい。
旧劇場版の〈ダミーシステム〉にはレイの情報が使われていた。
(シンジ)
綾波レイ?(ミサト)
まさか…
エヴァのダミープラグは(リツコ)
そう ダミーシステムの
コアとなる部分
その生産工場よ『新世紀エヴァンゲリオン』
「第弐拾参話 涙」
©カラー/Project Eva.
『新劇場版』の〈ダミーシステム〉も同様の原理だとすれば、〈Mark.06〉にはレイの要素がのっていると見なせる。
その証拠に、〈槍〉を抜かれた〈Mark.06〉が活動を再開したとき、レイのものとおぼしき顔が現われ、アヤナミレイが驚いている。
これは 私?
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
©カラー
〈Mark.06〉の「レイのものとおぼしき顔」や〈リリスの首〉は、厳密にいえば〈ダミーシステム〉のものだが、もちろん、それらは「レイの顔」とおなじと考えても問題ない。
〈インパクト〉の中断で首がちぎれた
いったいだれがどうやって〈リリスの首〉を切断したのだろうか。
もっとも可能性のありそうなのはアスカの操る〈改2号機〉だが、エヴァと〈リリス〉とではサイズがあまりにちがいすぎる。切断するための道具もなさそうだし、その時間があったとも考えにくい。
エヴァに対して〈リリス〉はあまりに巨大である(下の画像の右下に小さく見えるのがエヴァ)。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
©カラー
おなじ理由で、〈Mark.07〉(または〈Mark.09〉)の可能性も低い。エヴァ以外の道具(たとえば巨大な重機なようなモノ)が用いられた、というのも非現実的だ。
ここでも旧劇場版の描写を参考にさせていただく。
旧劇場版において、〈人類補完計画〉が中断すると、〈リリス〉の首が自然にちぎれる。
旧劇場版の〈リリスの首〉は、だれかが切断したものではない。
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』
©カラー/EVA製作委員会
『新劇場版』においても、やはり〈リリスの首〉は「だれかが切断した」のではなく「勝手にちぎれた」と考えるのが合理的といえるだろう。
なぜ「勝手にちぎれた」のか?
先に見たように、〈槍〉がニセモノだったことに関係していると思われる。〈Mark.06〉の〈コア化〉が不十分で、融合した〈リリス〉の活性化もまた不十分だった。
〈改2号機〉が〈リリス〉に投擲した〈ロンギヌス〉はニセモノだったが、活性化が不十分だったために〈リリス〉の活動を停止することができた。
それによって、〈首〉は自然にちぎれたのだろう。
ネルフ本部はセントラルドグマに降下した
〈リリスの首〉に関する最後の疑問。ネルフ本部の発令所にあったのはなぜか?
『Q』において、〈リリス〉の骸は地下の奥底、〈首〉は上空に浮かぶネルフ本部にある。両者はそうとう距離が離れている。
〈首〉そのものは勝手にちぎれたとして、だれがここまで運んだのだろうか。
先に見たように、サイズのちがいからエヴァなどを使って持っていくのは不可能だろう。
もっとも可能性の高いのは、「インフィニティのなり損ない」の大群がネルフ本部まで押し上げた、というものだ。実際、〈リリスの首〉のまわりは「なり損ない」だらけだ。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
©カラー
ここでは、あえて別の可能性を探ってみたい。
ネルフ本部は宙に浮いている——。まずは、この事実を確認しよう。
ネルフ本部の下部にあるシャフトが破壊されても、本部は下に落ちない。つまり、このシャフトで支えられていたわけではない。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
©カラー
宙に浮くことができるのだから、地下に潜ることもまた簡単にできると思われる。
ということは——。
〈リリスの首〉がちぎれたとき、ネルフ本部はセントラルドグマにあったのではないだろうか。
ネルフ本部の外壁には弾痕がある。
シンジとカヲルが変わり果てた世界を見たのは、ネルフ本部の外壁だったと思われる。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
©カラー
この弾痕はネルフと国連軍が戦闘を繰り広げたときについたのだろう。
国連軍の兵器の残骸がセントラルドグマに転がっている。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
©カラー
戦闘は地下ではなく上空で起こった可能性もあるが、ネルフ本部は〈サードインパクト〉時にはセントラルドグマにあり、そのあと空に向かって上昇していった。そう考えても不合理はあるまい。
先に見た〈リリス〉の骸は、どこかに向かって手を伸ばした格好をしている。その先にネルフ本部があり、そこに〈首〉がすっ飛んでいったのではないだろうか。
ネルフ本部が宙に浮いているのはどういうしくみなのか? 細かい事柄にはなるが、あとで触れてみたい。
謎の月はコア化の途中
〈サードインパクト〉に関する疑問はまだある。過去の考察で、次の点を謎とした。
シンジが変わり果てた世界を見たときに目の前にあった“月”とおぼしきモノ。これはいったいなんなのか?
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
©カラー
『序』や『破』で空に浮かんでいた“月”だと考えるには、距離が近すぎたりして、不自然な点が多い。
もちろん、これについて新たな情報が示されたわけではないので、依然として謎のままだ。ただ、これまでの考察を前提とするならば、もう少しだけ“月”の正体がわかる。
この“月”には赤い格子状の模様がついている。じつはこれには既視感があるのだ。過去に似たようなモノを見たことがある。どこで? やっぱりこれも旧劇場版だ。
旧劇場版において、〈人類補完計画〉が進行していくと、〈黒き月〉と呼ばれる物体が登場する。シンジの選択によって〈計画〉が中断すると、〈黒き月〉に格子状の模様(亀裂)が入り、そのあと弾け飛ぶ。
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』
©カラー/EVA製作委員会
「格子状の模様」は、〈人類補完計画〉の“中断”を意味しているのだ。
『新劇場版』に話をもどそう。
そもそも〈インパクト〉とはなんだったか? 何度もくりかえしているように、
インパクト = 世界のコア化
である。〈コア化〉とは? 冒頭で述べたとおり
コア化 = 〈インフィニティ〉の部品に変化する
ことだ。
格子状の模様が入ったあの“月”は〈インフィニティ〉の部品に変化する途中の状態だと考えられる。
もしも〈インパクト〉が中断せず、そのまま進行していたら、もっと地球に近づき融合して、世界は赤く変容したカオスな状態(コア化)になっていたにちがいない。
『新劇場版』の〈黒き月〉とされるモノも、同様に〈インフィニティ〉の部品になる存在だと考えられる。
〈フォースインパクト〉が始まると、地下から〈黒き月〉がせりあがってくる。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
©カラー
ゼーレは失敗は成功のもとと考えた
やや考察が横道にそれてしまった観もあるが、あらためて〈ゼーレ〉にとっての〈サードインパクト〉の意義を考えてみよう。この〈インパクト〉は成功だったのか、それとも失敗?
「インフィニティのなり損ない」は大いなる失敗作
「〈インフィニティ〉の創造」という究極の目的は達成されていないのだから、厳密には失敗といえるだろう。もし目的が達成されていれば、人類は消滅しているはずだが、実際はそうなっていない。
〈ゼーレ〉の意に反して〈インパクト〉は中断してしまったと考えられる。その原因のひとつは、ゲンドウの企みどおり、〈槍〉がニセモノにすり替えられたことだろう。また、アスカを始めとするヴィレの妨害も一因になっていたかもしれない。
「インフィニティのなり損ない」は、過去の考察でも述べたように、文字どおり失敗作だ。シャフトには「なり損ない」の大群がはりつき、セントラルドグマには「なり損ない」のモノとおぼしき大量の“頭蓋骨”が残っていた(その大きさから人間のモノではありえない)。
『シン・エヴァ』の「特報2」の映像では『Q』に登場した「インフィニティのなり損ない」とおなじモノと思われる“巨人”の大群が描き出されている。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』特報2
©カラー
「なり損ない」たちは、あたりを漂っているだけで、エヴァに攻撃をしかけているようには見えない。ということは、〈サードインパクト〉においても、エヴァを攻撃してきたわけではない、と想像できる。過去の考察では、
14年前、この〈インフィニティ〉と人類の壮絶な戦いが行なわれた
としたが、ここで訂正させていただく。人類の側は〈インフィニティ〉を攻撃したかもしれないが、〈インフィニティ〉は意思を持って反撃はしてこなかったであろう。
さて、この「なり損ない」のどこが失敗なのか? まったくの妄想になるが、こんなふうに群体として生まれてしまった点なのだろう。
先に述べたように、人類は〈知恵の実〉を持つが〈生命の実〉を持っていない点で失敗、使徒はその逆だったので失敗、そして「インフィニティのなり損ない」は、そのいずれも持っていないのではないだろうか。やはり大いなる失敗なのだ。
逆に、「インフィニティのなり損ない」は、〈知恵の実〉と〈生命の実〉の両方を備えている、と考えることもできるだろう。両方を持てば完璧な存在になれる(きちんと〈インフィニティ〉の部品になれる)はずなのに、〈槍〉がニセモノだったことで中途半端な出来栄えになってしまった。そういえば、「インフィニティのなり損ない」は、人類(=〈知恵の実〉を持つモノ)と使徒(〈生命の実〉を持つモノ)が融合した姿に見えなくもない。
〈サードインパクト〉は〈リリスの結界〉で止められた
以上は、〈ゼーレ〉からの視点だ。では、ゲンドウにとっての〈サードインパクト〉はなんだったのか?
ゲンドウも目的を達成していない
先に「〈セカンドインパクト〉にゲンドウは関わっていない」と述べた。〈サードインパクト〉はどうだろう?
ゲンドウは〈ゼーレ〉の望む〈インパクト〉を行なうつもりはない——というより阻止しようとしている。この点はこれまで述べたとおり。
では、ゲンドウが〈ゼーレ〉の〈インパクト〉を妨害するにはどうすればいいか? じつはそれは簡単なのだ。なにもしなければいい。〈ゼーレ〉たち自身がこの世界で活動することはできず、ゲンドウに行動してもらうしかないのだから。
しかし、実際は〈サードインパクト〉が発生している。これはゲンドウが行動を起こした証拠だ。ゲンドウにも〈インパクト〉を起こさなければならない理由があったと考えられる。
ゲンドウの目的は、くりかえし述べているように
〈ガフの扉〉を開き、虚構世界から現実世界へ行くこと
である。この目的を達成するためには、ゲンドウ自身にも〈サードインパクト〉を起こす必要があったのだ。
〈ゼーレ〉の〈インパクト〉とゲンドウのそれとの相違点は、単純にいえば、
〈インフィニティ〉の創造 = 人類の消滅
が起こるかどうかだといえる。これが実現しないよう、ゲンドウは自分の〈サードインパクト〉を起こすにあたり、あらかじめ手を打っていた。
それが、先に述べた〈槍〉のすりかえだと考えられる。〈槍〉がニセモノだった時点で、〈ゼーレ〉の〈インパクト)は最初から失敗が約束されていたのだ(もちろん、カヲルの野望も)。
とはいえ、ゲンドウの企みも〈ゼーレ〉とおなじように成功していない。もし成功していたら『Q』の物語はなかったことになっていたはずだ。もちろん、14年も時が経過していたなんてこともない。ゲンドウも「虚構世界から突破する」という目的を達成していないのはあきらかだ。
〈ゼーレ〉は禁じ手を使ってゲンドウの企みを止めた
ゲンドウは、周到に準備したうえで〈サードインパクト〉を起こしたはず。にもかかわらず失敗した。なぜなのか?
当ブログは、〈ゼーレ〉が禁じ手のような手段を講じたためだと考えている。具体的にはどんな手段か?
それが〈リリスの結界〉だ。
〈リリスの結果〉は『エヴァ』の世界において、きわめて特殊な存在だ。過去の考察でも述べたが、あらためて紹介する。
エヴァの脚が〈結界〉に触れていないのに、なぜか凹んでいく。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
©カラー
材質は、まるでひと昔前のゲームに使われている低質なポリゴンのようだ。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
©カラー
〈結界〉の瓦礫は、下まで落ちることなく途中で消えてしまう。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 画コンテ集』
発行:株式会社カラー
〈リリスの結界〉があきらかに異質な性質を持っているのは、〈ゼーレ〉が直接こしらえたものだからだ。この世界に存在が許されぬモノ。でも、背に腹は変えられなかった。「インフィニティのなり損ない」が大量に発生しているし、〈リリス〉や〈アダムス〉のふるまいも異常。〈ゼーレ〉は相当にあわてたにちがいない。
ゲンドウの企みを阻止するというよりは、〈サードインパクト〉の失敗の被害を最小限に抑えるために〈リリスの結界〉が張られた、というのが正確なのかもしれない。
〈リリスの結界〉によって、〈ガフの扉〉が閉じてしまい、結果的にゲンドウの計画も失敗に終わってしまった。
このあと、〈ゼーレ〉もゲンドウも引き続きお互いの目的を実現するために、4度目の〈インパクト〉を試みることになる。
0706においてマリの足が赤くなっているのはエヴァ4444Cの攻撃を受けたためです。エヴァ本体の足は赤くなってません。
またコア化については接触によりコア化する、ではなく侵食の方が良いと思います。
また、エヴァのプラグスーツを着ている場合はコア化されません。復元オペにおいてもオペレーター達はプラグスーツ同様の服装です。
おっしゃるとおり、「〈コア〉に触れると〈コア化〉する」については、再検証の必要がありそうですね。今後の参考にします。
ありがとうございました!
このブログにたどり着けて
本当に良かった!
目からウロコが取れたような
読んでいて
とても気持ちの良い考察でした!
気付いたら朝になっていましたよ(笑)
本当に楽しかったです、
ありがとう!
気付いたら朝になっていました!
一気読みです。
楽しかった、ありがとう!
こちらこそ、お読みいただきありがとうございました。
エヴァの考察って、書くのも読むもの楽しいですよね(私もいろいろな人の考察を見たりします)。
これからもお互いエヴァを堪能していきましょう!
虚構から現実へとあがく物語としてゼーガペイン(2006)は外せません。またこの物語はループからの脱出劇でもあります。
カヲルが今度はと呟くのはループのなかでのソゴルキョウたちの想いにもつながります。
このサイトの考察に照らせばゲンドウたちは全てミサキシズノで、ユイが唯一の量子化人類、ゼーレがナーガ、インフィニティは復元者とガルズオルムと言うことになるでしょうか。
エヴァンゲリヲン序(2007)からエヴァンゲリオンの蛍光部分が輝くようになったのは、ホロニックアーマーへのオマージュとも思えます。
『ゼーガペイン』は未見ですが、なるほど、『エヴァ』の理解にもつながりそうですね。
dアニメストアでも配信されているようなので、いま観ているアニメシリーズが終わったら、ぜひ拝見したいと思います。
参考になる情報をありがとうございました。
旧エヴァのシンジの「自慰行為」など、意図的に性的な表現がされている。
そしてこのブログを読んで、次のように感じました。
生命の誕生(卵子と精子の出会い)→ファーストインパクト
生殖器の発達→セカンドインパクト(女性『卵子』がリリン、男性『精子』がアダム)
性行為→サードインパクト、フォースインパクト
生命の誕生(卵子と精子の出会い)→ファイナルインパクト=ファーストインパクト=ループ→虚空Aもしくはリアルの世界。
自分の中で、エヴァへの理解がひと段落したような、そんな感じです。
なるほど。〈世界の創造〉を〈生命の誕生〉になぞらえる。なかなか興味深い視点ですね。
旧劇場版では〈生と死〉がモチーフになっていて、とくに〈死〉に重きが置かれていた観がありましたが、新劇場版では逆に〈生〉に重きを置いているのかもしれませんね。
このたびはとても参考になるコメントをいただきありがとうございました。
4ページ目の
>『Q』のエンドクレジットのあと、〈Mark.06〉に搭乗するカヲルが〈カシウス〉を〈初号機〉に投げつけ、〈インパクト〉を中断させる描写がある。
これはだと思うのですが(._.)
ご指摘ありがとうございます!
修正しました。
今後ともよろしくお願いします。
クソみたいな考察でガッカリしました。
拙い文章で読み辛いです。
わざわざこんなもの載せるなんて
よほどの暇人ですか?
「ごめん。これは君の望む“考察”ではなかった」
「君が心配することはない」
「君は、安らぎと自分の場所を見つければいい」
「縁が君を導くだろう」
「そんな顔をしないで」
「希望は残っているよ。どんな時にもね」
初めまして。
私自身はアスカのプラグスーツの破損状況から「二つの世界があったら面白いな」派なのですが、インフィニティの考察がとても面白くて読み込んでしまいました。
考察を巡るのは自分では出せない想像や気付きに出会えて良いですね。
掲載してくださってありがとうございます。
(くだらないコメントへの返しもエヴァ愛に溢れていてとてもGoodでした(笑))
こちらこそ、お読みいただきありがとうございます。
他人の解釈や考察も楽しめるのがエヴァのいいところですよね。
これからも一緒に作品を堪能していきましょう!
序盤のある程度は読ませていただきました。これは煽りをしようしてコメントしているのでは全くありません。”(-“”-;)”うーん 率直に言うと途中から考察に矛盾が生じて読むのを辞めました。申し訳ないです ただ指摘したい部分があり今回コメントさせていただきます。不快な気持ちにさせてしまうと思うと申し訳ないです。すみません
1つ目は、旧劇場版と新劇場版とはそもそも設定が違うと書かれてるのですが途中から旧劇場版等の描写を使用している時点でおかしいなと感じました。
2つ目は、槍の件です。使徒と槍は一緒に揃っていたはずです。そうすると、初めにアダムが地球へ到達し、アダムとカシウスは共にあるはず。次にリリスが地球へ到達するとこでセカンドインパクトが起きた場面でロンギヌスの槍が2本登場する。リリスと一緒にあるはずのロンギヌスが1本。流れ的にはカシウス→ロンギヌス→ロンギヌス→ロンギヌスの順になるはずと思いました。
3つ目はカシウスの槍を抜いた初号機についてです。ヱヴァンゲリオン 新劇場版:破で第10使徒から綾波レイを救い出し取り込んだ初号機。1度カシウスの槍で貫かれた事により初号機は活動停止になります。しかしこれの初号機は後にヴンダーへと変わるのはご存じですよね?ヴンダーは初号機の無限のエネルギーを活用して起動しています。この無限のエネルギーが初号機にあるならばカシウスの槍を抜いた時点で初号機が覚醒した時と変わらないため再び活動を再会するはずです。
4つ目は薄いですが、コア化したMrk.06を槍で貫け無かったはずのになぜリリスを槍で封じたらMrk.06を槍で封じる事ができるのか疑問に思いました。
5つ目は槍の件です。Mrk.06→アダムの(肉体)渚カヲル→アダムの(魂)でアダム本体といっても偽りはない。アダム本体と似ているためカシウスの槍が使えたとなるなら真のヱヴァンゲリオンを待たずともインパクトを起こすことができる。←この理論でいくと2号機→アダムの(肉体)アスカ→リリスの(肉体と魂)となる。アダム、リリスどちらの本物でもないためインパクトを起こす可能性は低いと思いました。ただし、主さんが書かれていた初号機もしくは零号機なら可能性はあるかもと思いました。
続いて6つ目です。6つ目は初号機の桶を用意し、宇宙へと運んだとありますが、アスカ、Mrk.07がリリスの結界から脱出できたのだとすると、閉じた結界を再度開け一体誰が初号機に桶まで用意し宇宙へまで運んだのか疑問に思いました。
長文大変失礼しましたm(_ _)m 主さんの考察が気になったので読ませていただきました。まだまだ分からないこともたくさんあるのでシン・ヱヴァンゲリオンを楽しみに待ちましょう!待ち遠しいです
ありがとうございました✨
コメントありがとうございます。
矛盾点の指摘や反論はもちろん大歓迎ですので、どうぞ恐縮なさらずに。
【1.旧劇場版と新劇場版の設定について】
正確には「旧劇場版と新劇場版では、一部の設定に異なった部分がある」という意味で、当然、共通している設定も多くあると思われます。
馬鹿馬鹿しい例を挙げるなら、旧も新も主人公のパイロットは碇シンジで、モノゴトを裏で操っているとおぼしき組織は、旧も新もゼーレですよね。
問題は、旧と新の設定は、何が同じで何が異なるのかを見極めることだと思います。記事では、いくつかの根拠をもとに、それを明らかにしているつもりです(十分でない部分もあるかもしれませんが)。
【2.槍について】
・使徒と槍は一緒に揃っていた
・初めにアダムが地球へ到達
といった設定は、劇中に描写がないことから、旧劇場版・新劇場版のいずれにおいても確定したものではないかと思います。
ただ、劇中にないからといって、そのように考えてはいけない、ということにはならないでしょう(そうしないと、ヱヴァの考察そのものが成り立たないですからね)。
槍の出自については、少なくとも現時点では観る側の解釈に委ねられているといったところでしょうか。
【3.カシウスの槍を抜いた初号機】
初号機がヴンダーに変わったというよりも、もともとヴンダーと呼ばれる存在があり、そこに「主機」として組み込んで飛べるようにした、と表現するほうが正確かもしれません(『Q』で初号機を奪還するまでは、ヴンダーは飛べなかったのでしょう)。
「初号機の無限のエネルギーを活用して起動して」いるというのも、劇中には説明がなく、確定した設定ではないかと思います。
したがって、「カシウスの槍を抜いた時点で初号機が覚醒した時と変わらないため再び活動を再会」したかどうかは未確定といえます(当然、実際にそうなった可能性は否定できませんが)。
もちろん、どういう理屈でヴンダーが空中を飛んでいるのか想像がつかないため、おっしゃるとおり、「初号機の無限のエネルギーを活用して」飛んでいると解釈する余地は十分にあるでしょう。
【4.Mark.06と槍】
「コア化したMrk.06を槍で貫け無かった」。これもそのような描写は劇中にないし、記事でそのように説明もしてないかと思います(私の勘違いでしたらすみません)。
【5.槍と魂】
私の読解が間違っていたら申し訳ないのですが、ここでご指摘いただいていることは、私の考えとは異なります。
「カヲルがアダムの肉体を持っている」「アダムの魂がカヲルに入っている」とは私は考えていないのです(というより、新劇場版では設定が異なると記事では主張しています)。
私が「ホンモノ」「ニセモノ」といっているのは、アダムスやリリスではなく2本の槍のことです。
【6.初号機の桶】
初号機の桶はサードインパクト時には、セントラルドグマにあったわけではないと私は思っています。では、どこにあったのか? という疑問はありますが、それは今度の課題としています。
劇中の表現を信用するなら、リリスの結界を開けることは誰にもできないし、実際開けることはできなかったのだと解釈しています。
こちらも重箱の隅をつつくようなお返事になってしまいましたが、今後のヱヴァ考察にお役に立てれば幸いです。
今後ともよろしくお願いします。
はじめまして。
面白く拝読させていただきました。
コメント欄も拝見して、そういえば「LCL=羊水」というのが過去にあったことを思い出しました。
<生命の誕生>とするなら、これも見方のひとつかも知れません。
拝読して、提唱されている説にあわせて思ったのは、ユイは「仮想世界内にアバターで直接介入できる」権限のあるシステム管理者(ゼーレの一員)では、ということです。その中でゲンドウに惚れてしまったために(裏切り、とすると矛盾が生じないかと)正体を(冬月にも)明かし、自らを犠牲にしてこの(仮想)世界を去った。そのユイのもとへ行くためゲンドウは「虚構世界の突破」を図っている――という流れ。あるいは、自分が無理でも息子(シンジ)を母の元へ送る――
虚構であることを知っている者そのものがいない上にこの「世界(線)を超越する」というのはカヲルでも想定していないことで、まして他の誰にも理解されないしそもそも知らせていない(ゲンドウの目的がゼーレにバレるのを防ぐためもあるかと)、そのため「インパクトの続きを起こそうとしている世界破壊者」に見せている。
ただ、やはり視聴者の多くが期待しているのは「シンジ(とアスカやミサト)の幸せ」だとも思っています。
そうなると展開としては「虚構世界の再構築(再誕)」とも。TV版であったような「可能性の一つ」としての明るい世界がまた現れるのか、「消されず存続を『許された』世界、そして使徒やその他の戦いがなくなりはしたものの現状のまま」となるのか……(過去作と同じことはしない、と思っていますので「(現実の)観客席を映したシーン」はないと思っています)
また、シンジには「主人公として」成長することで「テーマ」を視聴者に伝える、という「シナリオの大原則」としての役割もあると思っています。今作再三言われている「大人になる」がここで出てくるとも。
なんにぜよ、実のところ数多の考察や予測を覆した意外(かつ納得感のある)次作になることを期待しています(笑)
ありがとうございます。
コメントありがとうございます。なかなか興味深い視点で、私の考察でもそこまで踏み込んでいないので、とても参考になります。
コメントを拝見して思いついたのですが、〈ゼーレ〉というのはじつは存在せず——というより、複数の人格を装っているけども、すべてユイが操作しているのではないか、という仮説を思いつきました。
旧劇場版では、ユイの罪について追究されていないのですが、人類補完計画の首謀者ともいえるわけで、新劇場版でははっきりと悪の親玉、すべての元凶として登場するのかもしれません(そこが観客の意表を突くポイントというわけです)。
となると、シンジはユイを選ぶのか、ゲンドウを選ぶのかという選択を迫られ、旧劇場版のように「父にありがとう、母にさようなら」となるのでは? などと考えてみました(いや「母にありがとう、父にさようなら」でしょうか)。
また、「虚構世界の再構築(再誕)」というお話がありましたが、『序』『破』『Q』が虚構世界だとして、ミサトたちが「現状維持」もしくは「原状回復」をめざしているとすると、虚構世界を維持することになり、やや違和感がありました。そこで、別の方のコメントで教えていただいた『ゼーガペイン』のように、ミサトたちはじつはすでに(『Q』の時点では)ここが虚構世界であることを知っていて、現実世界を自分たちの手に取り戻すために奮闘していると考えると、ヴィレの行動原理に正当性が出てくるかなと思っています。
その場合、なぜミサトたちはその真実をシンジに告げないのか、あるいはカヲルあたりが説明してもよさそうだが、といった疑問が生じますが、それは今後の考察に活かしたいと思います。
新たな考察のきっかけをいただき、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
考察楽しく拝見させていただきました。
エヴァは難しくて近寄り難かったのですが、こちらの考察を読んで楽しみ方を見つけることができました。
こちらで展開されているメタフィクション説ですが、SAOのアリシゼーション編に酷似していますね。そちらも思い浮かべていたら分かりやすさが増しました。
また、素人の勝手な思いつきですが、世界がコア化するとのことですが、コアというとやはり使徒のコアを思い浮かびます。使徒がどのように発生するのかわかりませんが、インパクトが成功すると使徒のコアになるなんて思ったり。そして生まれた使徒は作中で登場した使徒で、シンジたちが戦うとすると、フラクタル図形のようで面白いなと思いました。(妄想)
シンエヴァが公開される前にエヴァの魅力に気づけてよかったです。公開が楽しみです。
おっしゃるとおり、世界のコア化と使徒のコアは何か関係がありそうですよね。ただ、劇中で「コア化」という表現が一度も出てこない点が気になっています(「L結界」というのが正式な言い方なのかもしれません)。
『シン・エヴァ』において、使徒がどのくらい重要なのかも注目したいですね(使徒は全部倒したはずなので、本来ならもう使徒は出てこないはずですが……)。
コメントありがとうございました。
大変面白く、ご提唱の仮説の通りであってもなくても、理解や想像が一層深まり、感謝しかありません。
コメントまでは全て目を通していないので既出かもしれませんが、ファーストインパクトとは即ち現世におけるジャイアントインパクト説、月の誕生に由来していると考えるのが自然かなと捉えています。
そうであれば飛躍するとミクロの量子力学が宇宙の解明に繋がるように、現世の我々やあらゆる存在がまた大きな生命体を構成する分子や元素のようなもの、或いは大きな存在が産み出した仮想現実であるというような世界観の示唆、テーマであるように感じました。
ジャイアントインパクト説は考察に組み込んではいないのですが、おっしゃるとおり、さまざまな理論を導入することで、エヴァの世界のみならず、私たちのいるこの現実世界の解明にもつながり、知的好奇心が満たされますね。
ただ、私はその「理論」に関する知識が乏しいので、なかなか難しいところではありますが(笑)。今後も幅広い勉強の必要がありそうです。
記事をお役立ていただいたようで、こちらこそありがとうございました。
ここの考察を読ませていただきました。とても興味深い話で一気に読み上げてしまいました。ありがとうございます!そこでいくつか気になるところがありましたので送らせていただきます。どこかの考察でネルフ型のエヴァはしょごう
ごめんなさい途中で送ってしまいました。前の続きですが、これらの考察の中でチルドレン達がエヴァの脳となって動かすといったニュアンスの文があったかと思います。そこで思い出したのが人間の神経と脳の関係です。人間の場合脳から出ている神経には二つあります。具体的には運動神経と感覚神経です。人間は、体を動かす際には運動神経を経由して体を動かしています。エヴァでは、お馴染みの神経接続では、感覚神経だけでなく、運動神経も接続しているのではないでしょうか。具体例として、新世紀エヴァンゲリオンでシンジが初号機に初めて乗ったとき、動け、といっただけなのに初号機が動いたこと。同じく新世紀エヴァンゲリオンよりシンジが初号機を操作する前リツコが考えることだけに集中してと言っていたこと。これらのことから神経接続の際、運動神経も接続しエヴァを動かしいるのでは?と思います。一見私の考えはなにも関係ないように見えますが、ここで書かれていた考察であるネルフ型のエヴァが乗る人つまりチルドレンが脳となっているため、シンジの負の感情が初号機に現れ、動いたのではないかと言う考察一つの根拠としてあげられるのではないでしょうか。
自分で読み返すと言いたいことが多すぎて文が支離滅裂になっています。すみません。なにか質問がありましたら返信いただけると幸いです。
別の記事でも同じ内容のコメントを頂戴しましたでしょうか? そのこと自体は問題ないのですが、当ブログのコメントは承認制なので、しっかり投稿されていても気づかずに何度も投稿されているかもしれません(たまにそういう方がいらっしゃいます)。
さて、運動神経については、別のコメントのほうでもお返事しましたが、たしかに面白い視点ですね。
問題は(これは自分の考察の問題なのですが)、ネルフ型とゼーレ型のエヴァは違うと仮定した場合、ゼーレ型は運動神経はつながっていないことになります。ですが、一見すると両者は「建造方法」は違っても、エントリープラグからなんらかの信号なり情報なりをエヴァに伝える方式は、両者に違いはないように見えます。
制作陣はそこまで細かく設定していないのでしょうが、今後の考察に影響が出そうなので、おざなりにするわけにもいきません。
今後の考察の参考にさせていただきつつも、問題がさらに膨れ上がってしまいましたね(笑)。
でも、新しい視点を提示していただいたことは感謝しております。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
すみませんいろんなところで出してます。
気づかずに何回かやってしまいました。本当にすみません。
ちょっとわかりにくいシステムですよね。
どうぞ気になさらずに。
すみません!すごいことを思い出したので送ります。エヴァンゲリオンanimaってご存じですか?この話では、ストーリー編集
EVA弐号機がEVA量産機との戦いに敗れ、同機を中心とした補完計画の儀式が今まさに完成しようとしていたその時、シンジのEVA初号機F型装備が、本部に侵攻していた戦略自衛隊などの勢力を全て撃退して現れた。シンジは量産機を全て破壊し尽くして補完計画を妨害するも、地下のリリスはゲンドウらを呑み込む形で謎の黒い結界を展開、NERV本部は主要施設や重要人物を失うという結末を迎えた。
その後、NERV本部は各国支部との連携が取れにくくなるものの、補完計画の再発防止・ゼーレの活動妨害のために量産機の鹵獲と解体、衛星軌道上にエヴァ零号機試製II式改・領域制圧機「0・0EVA」3機を配備するなどの後処理を進める。しかし、鹵獲した量産機のいくつかが行方不明になった、0・0EVAの配備に関して各国の承認を経なかったなどの件で疑義を抱かれ、ついにはNERV全体が新たな脅威として見られてしまう。それでも、ゼーレが壊滅した保証もない今、NERVが解体されるわけにはいかなかった。ミサトを初めとする旧NERV本部職員一同はその武力を背景にして世界各国と軋轢を重ねながらも、NERV本部を各国支部から切り離し、独立した組織 ネルフジャパン (NERV Japan)として新たに立ち上げる。物語はその3年後、ゼーレの再侵攻は無いであろうと誰もが思っていた頃から幕を開ける。 こんな話なのですがこの中で、アルマロスというエヴァがでてきます。そいつは、人類保管計画の要となるキューブのようなものを持っています!あなたの記事であったコンピューターのなかで…といった趣旨の話とかなりにて畏怖と思いますが偶然でしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=T3XkH4J9nss
突然ですが、私はこの動画が今までで一番しっくりきました…
ありがとうございます!
のちほどチェックして今後の考察の参考にさせていただきます。
また情報がありましたら、ぜひお寄せくださいませ。