〈シャシン主義〉によって、『サスペリア』の物語を「○○が△△する話」と単純化すると、次のようになる。
「主人公が魔女として覚醒する話」
「なんだ、そんなことか、もったいぶりやがって、ふざけるな!」などと当ブログを非難するのはお門違いです。単純化しているのですから、その言葉が稚拙なものになるのは当然です。
しかし、上のように考えると『サスペリア』の物語は単純明快で、じつによくできた映画だと思えてくるはずなのですが……。
蛇足ながら補足すれば、本作の舞台はとどのつまり「魔女の学校」であり、生徒以外の大人は全員が魔女といえるでしょう。不可解なふるまいや現象もすべて「魔女の仕業」として受け入れられます。