「ぎゃふん工房」は、フリーランス・ライターのユニット〈Gyahun工房〉が仕事を離れ、趣味でもやっぱり編集者&ライターをやってしまうときのソロ・プロジェクトの名前です。

どんな活動をしているの?

もっぱら「作品のレビュー」です。具体的には『Gyahun(ぎゃふん)』の発行やブログの更新を行なっています。

『ぎゃふん』って何?

ぎゃふん工房が発行しているミニコミ誌です(詳細は下記をご覧ください)。

こんな本をつくってきました

活動時期は大きく『ぎゃふん』以前と以後に分けることができます。

『ぎゃふん』の原点は手書きの小冊子

最初はコピーや印刷という概念はなく、色紙に、鉛筆や色鉛筆・サインペンなどで文字やイラストを手書きした1点モノの本をつくっていました。

『わくわく』(1987年)

『ぎゃふん』の原点となったのは『わくわく』という小冊子です。サイズはA5版で、全部で7号発行しました。

内容はゴチャゴチャですが、ゲームやアニメの感想が中心です。ほかにアニメの主題歌の替え歌やイベントのレポート、クイズ、日常の疑問、自作の小説など、それなりにバラエティに富んでいます。

『わくわく』の後はワープロとコピー機で制作

『わくわく』から1年後、ワープロが導入されました。ワープロは8字×2行しか画面に表示されないものです。

ワープロで打ち出した文字を台紙に貼り込んでいきます。そうやって作った台紙をコンビニのコピー機でガシャガシャと印刷し、一部ずつ紙を折り、ページをそろえ、ホッチキスで止めて完成させていました。

後に40字×7行ぐらいの大画面のワープロを購入しました。簡単なレイアウトならワープロ上でできるようになったので作業は少し合理化されました。

いずれにしろDTPやインターネットなんて、自分の中に影も形もない時代でした。

ワープロとコピーを駆使してつくっていたのは、ゲームのレビュー本です。『わくわく』のゲームレビューを発展させたものです。

『がんばれ!ゲームくん』(1988年)『がんばれ!メガドライブくん』(1990年)

がんばれゲームくん』は、ゲームの個々の作品というよりは、「楽しいゲームライフの過ごし方」を面白おかしく語った本。『がんばれメガドラくん』は、タイトルのとおり、メガドライブのソフトを批評した本です。

ヘンテコなタイトルの個人雑誌シリーズを発行

『ゆみこ』(1995年)『ゆみこ(第2号)』(1996年)『かおり』(1996年)『ようこ』(1998年)『めぐみ』(1998年)

女性の名前シリーズのコピー冊子。タイトルには意味はなく、ただインパクトを与えるのが目的でした。『エヴァンゲリオン』など、話題作の作品レビューも扱っていますが、社会時評や自作小説なども掲載。ごった煮の内容になっています。

『ぎゃふん』は最新のDTP技術を駆使した本格派

ワープロ&コピーは卒業。誌面制作にMacintoshとAdobe PageMaker(のちにInDesign)、Photoshop、Illustratorを導入しました。オンデマンド印刷で印刷製本を行った本格派の雑誌となっています。

タイトルを『ぎゃふん』とし、それを制作するプロジェクトを「ぎゃふん工房」と名づけました。といっても、雑誌の内容はそれまでとあまり変わりません。

『ぎゃふん』創刊号(2001年)

映画、音楽、ゲーム、テレビ番組、書籍など、さまざまなジャンルから100作品を批評。協力ライターによる社会時評やアメリカ旅行記なども掲載しています。

ぎゃふん工房のウェブサイト(2002~2003年)

ぎゃふん工房のウェブサイト

紙媒体にこだわっていたはずの「ぎゃふん工房」が、そのポリシーをあっさり捨て、ネットコンテンツに進出。作品レビューと社会時評のコラムをアップしていました。

ぎゃふん工房のブログ(2003年~2012年)

ぎゃふん工房のブログ

「ウェブサイトの更新が簡単にできる」ということで、ホームページを手作業で更新するのをやめて、ココログのブログサービスに移行。約10年間、作品レビューを中心に投稿を続けました。

『ぎゃふん』第2号(2008年)

第1号発行から時が過ぎること7年。満を持して第2号を発行。

前号の記事はすべて書き下ろしでしたが、これが無謀な試みだったため、この号ではブログの記事を流用して制作。その手法を思いつくのに7年の歳月を要したというわけ。

これ以降は「ブログの記事のまとめ」というスタンスで作られています。

『ぎゃふん③』~『ぎゃふん⑩』(2012~2019年)

「なんだ、ブログの記事を流用すれば、簡単に作れるじゃん」ということで、調子に乗って、昔のような手間をかけず、お手軽に制作。

また、「最近、電子書籍が流行っているらしい」というのを聞きつけ、DTPデータから電子書籍ファイルを作成して配信。乗りかかった船で、ついでに10年間使い続けた「ぎゃふん」のロゴもリニューアルしました。

第9号からは、ブログ記事からの流用ではなく、基本的に書き下ろしになっています(『ぎゃふん』の記事を逆にブログに流用することもあります)。

『Gyahun⑪』〜『Gyahun⑬』(2020〜2022年)

ぎゃふん工房がGyahun工房として開業したのを機に、第11号から誌名を『ぎゃふん』から『Gyahun』へと変更しました。

なお、コンセプトはそのままです。

「ぎゃふん工房の作品レビュー」(2013年~)

2013年にgyahunkoubou.comの独自ドメインを取得し、WordPressを使ってブログ(いまご覧のこのブログです)を更新しています。

作品レビューの本作りしかやっていないの?

ほかにはこんなことも……。

ニコニコ動画にゲーム実況をアップ

「ニコニコ動画というのが流行っているらしい」というのを聞きつけ、実際に見てみるとなかなか興味深かったので、自分でもやってみました。いちおうこれらも「ゲームレビュー」のひとつのありかたという建前です。

ホラー映像作品をニコニコ動画にアップ

本作りとはまた一味ちがう動画制作の面白さに目覚めてしまったので、オリジナルのホラー作品を投稿。といっても、自作の怪談噺を朗読しているだけですが、それなりにアクセスしていただいたようです。

ぎゃふん工房の名で電子書籍をリリース

tensi-no-match-image

お金といえば、セルフ・パブリッシング(自己出版)にて電子書籍を販売しています。これは無料ではなく、きちんと値段のついた商品で、売れればお金が入ってきます。

ホラー映画のレビュー本も作りました。

「ぎゃふん工房」って儲かっているの?

ぎゃふん工房は個人的な趣味の活動なので、お金をもらっていません。アフィリエイトのようなこともやっていませんでした。上記の『ぎゃふん』は無料で配布しています。

ただ、「ぎゃふん工房」の名義でゲーム雑誌にレビューを寄稿したことがあります。それはプロのライターとしてギャランティをいただいています。あくまで例外なので、もちろん「儲かって」はいないわけです。

*2014年よりAmazonアソシエイトを始めました。このブログみたいなアクセス数では雀の涙にもなりはしませんが、読者への便宜として、以前よりAmazonの商品ページにリンクは貼っていたので、「どうせなら」ということで。また、2015年1月より、ドメイン・サーバー代をまかなうため、Googleアドセンスも導入しました。

*ただし、サイトの見栄えなどの事情から、2019年ごろからはAmazonアソシエイトの掲載は必要最低限にしています。

普段は何をしているの?

最初に述べたとおり、編集者&ライターとして、やっぱりコンテンツづくりに励んでいます。 ビジネスパーソン向けの実用書など、ジャンルは多岐に渡っております。

TOP